PIU STYLEスタッフがDIYで取付交換にチャレンジしてみました
部材を含めて約4万程度で交換ができました。
今回は高さが標準、背面の補強処理がいらなかったため、時間と費用を抑えられたようです。
※時間と費用は交換するレンジフードや旧レンジフードによって変わってきます。
レンジフード(換気扇)の交換には、業者さんへお願いした場合、一般的に数万円~十数万円の費用がかかるといわれています。(キッチンの状態や交換する機種によってコストの幅は広くなります)
複雑な工事が必要な場合は難しいかもしれませんが、コストを下げたい方はDIYにチャレンジしてみるのも1つの手段かと思います。
ここでは、PIUSTYLEスタッフが実際に行った、比較的簡単な取り付け方をご紹介します。1つの目安として参考にしていただけたら幸いです。
今回取り付けたホワイトのキッチンにおすすめな白いレンジフード
1.レンジフード購入前に確認しておきたいこと
レンジフード交換は、ご家庭のキッチンに適したサイズを選び、適した場所へ設置することがとても大切です。
まずは購入前にしておきたい確認についてご紹介します。
使用中のレンジフードサイズを確認
火災予防条例によって加熱機器(コンロやIHクッキングヒーター)の天板幅以上※1 と義務づけられています。使用中のレンジフードサイズを測ることで、購入サイズも分かってきます。
※1【東京都火災予防条例第3の2】レンジフード本体の幅及び奥行きは調理機器の幅及び奥行の寸法以上とすること。
関連記事:レンジフードの構造や種類など、基礎知識をまとめてみました
2.交換に必要なもの
今回は、当社の『前幕付きフィルターレス薄型レンジフード』を取り付けました。
プロペラファンからの交換となりましたので、いくつか必要な部材を用意しました。
部材や道具は全てホームセンターなどで購入する事が出来る一般的なものです。
レンジフード本体と幕板
幕板とは本体のダクトなどを隠すために付ける板の事で「前幕板」と「横幕板」があります。(今回は横が吊戸棚と壁でしたので、横幕板は用意していません)
当社の製品は前幕板が同梱されていますが、ご家庭によって同梱されているサイズでは高さが合わない場合もあるため、事前に測る必要があります。
※サイズが合わない場合は別途購入可能です(別売り)
今回取り付けたホワイトのキッチンにおすすめな白いレンジフード
部材
- 換気扇ふさぎ板
- Φ150mm(直径)で接続するので、余分な穴をふさぐために必要です。
- Φ150mmダクト※2
- ダクト換気で煙やニオイを外へ送るために必要です。
- グラスウール
- 燃効果があり、耐火のために巻きます。
- アルミテープ
- 接続の際に必要です。
※2東京都の消防条例ではアルミダクトは使用出来ません。
3.作業工程
今回は、I型のキッチンで使用していたブーツ型レンジフードから薄型レンジフードへ交換しました。
一例の作業工程をご紹介します。
※作業は2人以上で行う事をおすすめします。
旧レンジフードをはずす
5.前幕板とフードの本体部(枠)をはずす
天井とフードの間に付いていた幕板と枠を取り外します。
幕板をはずすしたタイミングでコンセントがでてきたら抜いてください。(各家庭によって異なりますが、一般的には幕板の中にあります。)
新しいレンジフードを取り付ける
6.換気扇ふさぎ板を付ける
壁の穴を調整するため「換気扇穴ふさぎ板」を取り付けます。
今回は、排気口の中心がレンジフードの下場から430mmの所に来るように固定し、(※300mm以上を推奨します。)ダクトが振れるギリギリの位置へ設置しました。取付状況に応じて塞いでください。
※先の【10.ダクトを接続する】の写真もご参考ください。ダクトが接続出来るよう位置には十分に注意してください。
排気口の設置
10.排気方向を調整する
排気口と排気方向の調整が必要な場合は取り付け直すことが必要です。
4か所あるビスを外して排気口の土台から取り外したら方向を注意して再度付け直します。
90度に方向を変えるためには少々大がかりな作業になりますが、ここを怠ると風の向きの関係で余計な騒音が発生したり、吸い込みが悪くなるので注意です。
13.前幕板を取り付ける金具を固定する
前幕板を取り付けるために金具を付けます。
吊り戸に合わせて取り付け金具を上下左右4か所に固定します。(このとき取り付け金具穴の方向を間違わないように注意します)
※600間口の下金具は本体に固定されております。
4.完成
約2時間ほどでレンジフードの交換作業が終わりました。
吊り戸に合わせて設置することができたので、見た目もスッキリとした印象になりました。
フラットなデザインが特徴の薄型レンジフードならではの仕上がりです。
関連記事:レンジフードのお手入れについてまとめてみました
少々工程は多いですが自分で取り付けたレンジフードは愛着が沸くと思います。
DIYでの取り付けは低コストで魅力的ですが、自信がないものや大掛かりなものは無理をせずプロに任せることも大切です。
取り付け交換はお近くの業者さんや換気扇(レンジフード)の購入先でご対応いただけるかと思います。
弊社でも取り付け交換サービスをご案内しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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