DIYで薄型レンジフードへ交換するための4つのこと

レンジフード(換気扇)の交換には一般的に数万円~十数万円のコストがかかるといわれています。(キッチンの状態や交換する機種によってコストの幅は広くなります) 複雑な工事が必要な場合は難しいかもしれませんが、コストを下げたい方はDIYにチャレンジしてみるのも1つの手段です。そこで、実際にDIYで取付交換にチャレンジした様子をご紹介します。一つの例として参考にしていただければ幸いです。

1.レンジフード購入前に確認しておきたいこと

レンジフード交換は、ご家庭のキッチンに適したサイズを選び、適した場所へ設置することがとても大切です。まずは購入前にしておきたい確認についてご紹介します。

 

使用中のファンタイプを確認

使用中のファンによって交換可能なレンジフードが異なります。必要な部材も変わってきます。

使用中のファンタイプを確認

キッチンレイアウトを確認

キッチンのレイアウトに合わせて取り付けパターンが異なります。取り付けに必要な部材を用意します。

キッチンレイアウトを確認

使用中のレンジフードサイズを確認

火災予防条例によって加熱機器(コンロやIHクッキングヒーター)の天板幅以上※1 と義務づけられています。使用中のレンジフードサイズを測ることで、購入サイズも分かってきます。

※1【東京都火災予防条例第3の2】レンジフード本体の幅及び奥行きは調理機器の幅及び奥行の寸法以上とすること。

使用中のレンジフードサイズを確認

設置する高さを確認

火災予防条例で加熱機器からの位置から80cm以上離すことと定められています。

設置する高さを確認

完成図をイメージ

今回の交換場所には横に吊戸棚がありました。この場合、レンジフードと棚の高さを合わせて見た目に美しくなるよう取り付けるのが一般的です。

完成図をイメージ

2.交換に必要なもの

今回は、当社の『前幕付きフィルターレス薄型レンジフード』を取り付けました。プロペラファンからの交換となりましたので、いくつか必要な部材を用意しました。部材や道具は全てホームセンターなどで購入する事が出来る一般的なものです。

 

レンジフード本体と幕板

幕板とは本体のダクトなどを隠すために付ける板の事で「前幕板」「横幕板」があります。(今回は横が吊戸棚と壁でしたので、横幕板は用意していません)
当社の製品は前幕板が同梱されていますが、ご家庭によって同梱されているサイズでは高さが合わない場合もあるため、事前に測る必要があります。
※サイズが合わない場合は別途購入可能です(別売)

レンジフード本体と幕板

部材

・換気扇ふさぎ板
 Φ150mm(直径)で接続するので、余分な穴をふさぐために必要です
・Φ150mmダクト※2
 ダクト換気で煙やニオイを外へ送るために必要です
・グラスウール
 不燃効果があり、耐火のために巻きます
・アルミテープ
 接続の際に必要です

※2東京都の消防条例ではアルミダクトは使用出来ません。

部材

道具

・電動インパクトドライバー
 壁へ取り付ける際にあると便利です
・水平器/ レーザー墨出器
 取付位置を決めるのにあると便利です

道具

3.作業工程

今回は、I型のキッチンで使用していたブーツ型レンジフードから薄型レンジフードへ交換しました。一例の作業工程をご紹介します。※作業は2人以上で行う事をおすすめします。

 

旧レンジフードをはずす

フィルター →コネクター → 前板 → レンジフード(換気扇) → 幕板 → コンセントの順にはずしていきます。

旧レンジフードをはずす

1.ブレーカーを落とす

この段階ではコンセントが幕板の中に入っていて抜けないためブレーカーを落とします。100Vの電気が流れてますので、コンセントを抜くかブレーカーを必ず切ってから作業します。

ブレーカーを落とす

2.フィルターをはずし結束コネクターをはずす

フィルターを外すと結束コネクターが現れます。接続部分から抜きます。

フィルターをはずし結束コネクターをはずす

3.フードカバーのフードの前板をはずす

サイドにあるフックを外し、両角を手前に引き、上に持ち上げるようにして前板を取り外します。

フードカバーのフードの前板をはずす

4.換気扇をはずす

プロペラファン・前枠(カバー)・本体枠の固定ビスを外し、引き抜きます。換気扇を抜き取った場所には300mmほどの正方形の穴がありました。

換気扇をはずす

5.前幕板とフードの本体部(枠)をはずす

天井とフードの間に付いていた幕板と枠を取り外します。幕板をはずすしたタイミングでコンセントがでてきたら抜いてください。(各家庭によって異なりますが、一般的には幕板の中にあります。)

前幕板とフードの枠をはずす

 

新しいレンジフードを取り付ける

施工説明書を読んで取付方法を確認します。取付ける前にビス位置をマーキングし、補強が必要かどうかのチェックをしておくことをおすすめします。

 

6.換気扇ふさぎ板を付ける

壁の穴を調整するため「換気扇穴ふさぎ板」を取り付けます。今回は、排気口の中心がレンジフードの下場から430mmの所に来るように固定し、(※300mm以上を推奨します。)ダクトが振れるギリギリの位置へ設置しました。取付状況に応じて塞いでください。※先の【10.ダクトを接続する】の写真もご参考ください。ダクトが接続出来るよう位置には十分に注意してください。

換気扇ふさぎ板を付ける

7.仮止め用のビスを取り付ける

説明書にならって仮止め用のビスを壁に取り付けます。この時、レンジフード本体についているの整流板をはずしておくと作業がスムーズです。

仮止め用のビスを取り付ける

8.レンジフード本体を取り付ける

レンジフード本体の背面には、ビスにひっかけるための「だるま穴」と呼ばれる穴があります。その穴を仮止め用のビスへひかっけます。(写真のような状態)

固定ビスでレンジフードを固定する

9.固定ビスでレンジフードを固定する

高さ位置を微調整し、固定ビスでレンジフードを固定します。固定ビスは位置決め穴へ4本打ちこみしっかりと固定させます。これで本体の取り付けは完了です。

固定ビスでレンジフードを固定する

 

排気口の設置

施工説明書の『3.排気用部品の準備』を見ながら進めていきます。正しく取り付けるためには、排気方向の確認がとても重要です。取付位置や必要部材を確認してから進めましょう。

排気口の設置

10.排気方向を調整する

排気口と排気方向の調整が必要な場合は取り付け直すことが必要です。 4か所あるビスを外して排気口の土台から取り外したら方向を注意して再度付け直します。90度に方向を変えるためには少々大がかりな作業になりますが、ここを怠ると風の向きの関係で余計な騒音が発生したり、吸い込みが悪くなるので注意です。

排気方向を調整する

11.ダクトを接続する

排気口と換気扇穴ふさぎ板にΦ150mmダクトを接続し、アルミテープでしっかりと固定します。

ダクトを接続する

12.動作確認

コンセントをさして動作確認を行い、同時に排気漏れがないかを確認をします。ダクトの接続部分から空気が漏れないか手を当てて確かめます。
動作確認後、ダクトにグラスウールを巻きます。

動作確認

13.前幕板を取り付ける金具を固定する

前幕板を取り付けるために金具を付けます。吊り戸に合わせて取り付け金具を上下左右4か所に固定します。(このとき取り付け金具穴の方向を間違わないように注意します)
※600間口の下金具は本体に固定されております。

前幕板を取り付ける金具を固定する

14.前幕板をセットする

長穴に前幕板のツメ部を差し込み幕板をセットします。左右下のネジを固定して完了です。

前幕板をセットする

完成

約2時間ほどでレンジフードの交換作業が終わりました。吊り戸に合わせて設置することができたので、見た目もスッキリとした印象になりました。フラットなデザインが特徴の薄型レンジフードならではの仕上がりです。

完成

4.かかった時間と費用

部材を含めて約3万程度でレンジフード交換ができました。今回は高さが標準、背面の補強処理がいらなかったため、時間と費用を抑えられたようです。※時間と費用は交換するレンジフードや旧レンジフードによって変わってきます。1つの目安として参考にしていただけたらと思います。

 

所要時間

約2時間
(休憩をはさみながら2人で作業しました)

費用

約3万円
(レンジフード+部材+旧レンジフード処分費)

かかった時間と費用

 

少々工程は多いですが自分で取り付けたレンジフードは愛着が沸くと思います。DIYでの取り付けは低コストで魅力的ですが、自信がないものや大掛かりなものは無理をせずプロに任せることも大切です。
取り付け交換はお近くの業者さんや換気扇(レンジフード)の購入先でご対応いただけるかと思います。
弊社でも取り付け交換サービスをご案内しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

取り付け交換サービス

 

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