木を使ったキッチンの魅力とキッチン選びに大切なポイント

キッチンと聞いてどんなデザインのものをご想像されますか?一言にキッチンといっても、台所というワードがピッタリな昔ながらのものから、高機能でおしゃれなシステムキッチンまで、幅広いデザインのものがあると思います。

ここ数年、ライフスタイルが多様化してきたことから、デザインの幅が広がり選べる選択肢も増えてきました。弊社では無垢材を多く使用したキッチンを取り扱っておりますが、弊社のキッチンを選んでくださる理由も、お客様の生活スタイルが大きく関わっている様に思います。

「キッチンは毎日使用する場所だから、機能性はもちろん見た目の美しさにもこだわりたい」そんなお声をよくいただきます。

そこで今回は、木を使ったキッチンの魅力とキッチン選びに大切なポイントについてご紹介します。

1.木を使ったキッチンの魅力は?

一般的なキッチンと比べて、木を多く取り入れたキッチンには個性やこだわりを強く感じるのではないでしょうか?

選ばれる方にもこだわりのような特別な理由があるように感じます。

そこにはどんな魅力があるのかを一部ご紹介します。

木の温かみと肌触りの良さ

圧倒的に多くお聞きするのが、「木の温かみと肌触りの良さ」です。

木の自然を感じる木目や優しい肌触りは、他にはない特別なものかと思います。キッチン特有の無機質な雰囲気を温かみのある空間にしてくれます。

お部屋との統一感

木製天板のキッチンは家具の様な見た目なので、ダイニングキッチンへ取り入れてもお部屋の雰囲気を損ねません。

例えば色味が白いオーク材であれば清潔感のある明るい雰囲気に、深みのあるウォールナット材ならアンティーク調や高級感、落ち着きのある雰囲気などに演出できます。

フローリングやテーブルもキッチンの木目の色味を合わせていただく事でお部屋に統一感が生まれ、ワンランク上のコーディネートを楽しめます。

エイジングを楽しめる

天然の木は、時間の経過によって変化する色味を楽しめます。だんだん深みのある色へ変化し、光沢も出てきます。

これは「エイジング」と言われる効果で、年月が経つ中で紫外線などの光の影響を受ることで、木に含まれる成分が変化して起こります。

弊社おすすめの木製天板と鉄フレームを組み合わせたおしゃれなキッチン

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2.木天板のキッチンは維持やお手入れが大変?

木製天板のキッチンと聞いて一番気になるのはお手入れではないでしょうか?

木は水や傷に弱いイメージを持つ方が多く、お手入れに不安を感じる方が多い様です。では、どんな点が不安に感じる要素なのでしょうか?

木製天板のお手入れ方法についてご紹介します。

シミや傷がつきやすい?

シミや傷を心配される方が1番多くいらっしゃいますが、キッチンに使われる木製天板は、表面にオイル塗装やウレタン塗装がされているものがほとんどです。

これはダイニングテーブルに用いられる仕上げ方法と大きく変わりません。

汚れや水分が付着したからといってすぐにシミになるわけではなく、こまめに拭き取ってあげるだけで防止出来ます。
汚れや傷に関しても、軽いものであれば自身で修復出来ます。

お手入れにお金と時間がかかる?

頻繁なお手入れにお金もかかるのでは?と感じている方も多いようです。

オイル塗装の場合は、水や汚れを放置してしまうと染みこんでしまうため、定期的なオイルの塗布は必要になってきます。

オイルは市販のものを使用できる場合が多く、食用オイルで代用される方もいらっしゃいます。
もちろん自身で作業する事が出来るので、業者を呼ぶ必要はありません。ウレタン塗装に関しては水分や汚れを弾く為、ふき掃除のみで問題ありません。

関連記事:木製天板のシミや汚れのお手入れ方法はこちらで紹介しています

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3.キッチン選びに大切なこととは?

新築を予定している方やお住まいをリノベーションされる方、水回りのリフォームをご検討中の方など、新しいキッチンを選ぶシーンはそれぞれかと思いますが、選ぶ際にとても重要点は全て共通だと思います。

もっとも大切な3点をご紹介していきます。

サイズ

キッチンを選ぶうえで1番大切といっても過言ではないのがサイズではないでしょうか。

使う人やライフスタイルによって大きく変わってくる大きなポイントです。キッチンサイズは「幅(間口)・奥行・天板の高さ」の3点が重要になってきます。

ここでは一般的な標準サイズをご紹介します。

幅(間口)

システムキッチンの幅は2,100mm・2,400mm・2,550mmのものがもっとも一般的です。

日本では、コンロ幅600mm・750mmが標準規格とされており、シンクのサイズは700mm~800mmが標準サイズと設定されているため、この規格が一般的な様です。

奥行き

システムキッチンの一般的な奥行きは600mm~700mm。

ペニンシュラ型やアイランド型など、対面式のキッチンの場合、奥行きを更に200mm~300mm大きくするとカウンターとしても利用出来るサイズになります。

天板(ワークトップ)の高さ

システムキッチンの天板(ワークトップ)の高さは、一般的に800m~900mmと言われています。

床から天板までの高さが「身長÷2+5~10cm」になるのが最適です。身長160cmの場合、最適な高さは160÷2+5=85cm(850mm)となります。

レイアウト(間取り)

キッチンは大きく分けて5種類のタイプがあります。

キッチンの面積や間取りによって最適なデザインがあるかと思います。デザインと合わせて、対面式や壁付け型、独立型など、設置するスタイルも様々です。

導線や使い勝手も合わせて考え、ライフスタイルにぴったりなレイアウトを決めていきましょう。

<設置スタイル>

  • 対面式・・・キッチンの正面に壁がない開放的なキッチンです。作業中も部屋を見渡せます。
  • 壁付け型(ウォール型)・・・壁に向かって設備を一色線に設置したキッチンです。
  • 独立型・・・リビングやダイニングから独立していて、個室のようなスペースのキッチンです。

<キッチンデザイン(レイアウト)>

I型 P(ペニンシュラ)型 アイランド型
一直線な配置のキッチンです。作業導線がコンパクト。壁を造作して対面にする事も可能です。 左右の片方だけが壁面に接しているキッチンです。壁面に接してレンジフードを設置することができます。 全く壁面に接していないキッチンです。回廊式の作業動線がスムーズです。
L型 U(コの字)型 II型
シンク・作業台・コンロ部分がL字で配置されたキッチンです。作業スペースが広くとれます。 シンク・作業台・コンロ部分がコの字型に配置されたキッチンです。作業時の導線が短くする事が出来ます。 シンクとコンロが2つのセクションに分かれたキッチンです。複数人でもゆったり作業することが出来ます。

<レイアウト参考例>

I型

I型

P型

アイランド型

快適なキッチンを作るためにワークトライアングルを考えよう

キッチンを使用する時は、主にコンロ(調理台)・シンク(流し台)・冷蔵庫の3点がメインになってくるかと思います。

その3点を使用する際の導線を、機能的かつ効率的に使用できるように考えたレイアウトをワークトライアングルと言います。作業の三角形とも呼ばれ、キッチンのレイアウト決めに重要なポイントになってきます。

【導線の例】

  1. 冷蔵庫(食材を出す)
  2. シンク(食材を洗う)
  3. コンロ(調理する)
  4. シンク(食器などを片付ける)

【理想的な距離】

  • 冷蔵庫から加熱機器120~270cm
  • シンクから冷蔵庫120~210cm
  • コンロからシンク120~180cm

配置(収納)

キッチンでは多くの電化製品を使用するかと思います。

家族構成のよっても利用するものは様々かと思います。キッチンで使用したい電化製品を書き出し、それぞれの配置や収納を考えてみましょう。

これらの電源をとるコンセントの場所の確認をし、全体的なイメージをしておくと良いでしょう。

前で触れたワークトライアングルも意識したいですね。

【主なキッチン家電】

  • オーブンレンジ
  • シンクから冷蔵庫120~210cm
  • 炊飯器
  • トースター
  • 食洗機
  • 食洗機
  • 電子ケトルなど
ワークトライアングル

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4.まとめ

ここまで木を使ったキッチンの魅力とキッチン選びに大切な事をご紹介しました。

システムキッチンは、デザインにこだわった海外製のものも魅力的ですが、使い勝手やサイズ感を考えると国産が良いという声をよく聞きます。

例えば、日本製のキッチンは汚れに強い素材を使用していたり、蛇口の水が周りに水が飛び散らないように作られていたりと、細かな部分まで生活に寄り添った作りが特徴的です。
また、日本の住宅事情に合わせた設計で、設備などもコンパクトかつ高性能なものが多いです。

キッチンを快適に使用するには、大きさやデザイン性、お手入れの簡単さなど、様々な機能が求められます。新築を建てたりリフォームをしたりする際は、キッチンに求める要素を明確にして理想のキッチンを手に入れましょうね。

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